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KNBラジオ「とれたてワイド朝生」毎週金曜日9;30~放送中 アーカイブからもご視聴いただけます。

放送日:2021年11月5日

「続・lm/W:ルーメンパーワット」

 今回は「lm/W:ルーメンパーワット」のお話をしたいと思います。
 「lm/W:ルーメンパーワット」とは照明器具やランプのエネルギー消費効率を示す値で、「lm:ルーメン」とは光束量を表し、「W:ワット」は電力量を表します。・・・一般の方には、あまり馴染みのない言葉かと思います。

 光束(lm)とは、光源から放射される光の放射量を数量化した単位で、明るさを示す単位となります。つまり 「lm/W:ルーメンパーワット」とは消費される電力1Wあたりに、どれだけ光(明るさの値:光束量)を放射するかという値となるわけです。
 車に例えますと、1リットルのガソリンで何km走れるかというものに「燃費」って言葉を使いますが、1リットルで20km走る車は1リットル10kmしか走れない車に比べて燃費が良くエネルギー効率が良いという事になります。
 照明器具やランプもこの車の「燃費」と同じことで、消費される電力1Wあたりの明るさの値が高ければ高い程、エネルギー消費効率が良いということになるのです。

 さて、皆さんがご自宅で使用されております(エアコン・TV・冷蔵庫など)様々な電化製品ですが、当然のことながら稼働するには電力が必要となります。これらの電化製品は機能や種類に応じて消費する電力量に違いがあり、各々に消費する電力量の目安が定まっています。実は、照明器具やランプについても同じ電気を必要とする機器である以上、ひとつの灯具に対してどれだけの電力量が消費されるかという目安として商品それぞれに「定格消費電力=W」が決まっています。
 この「定格消費電力=W」は、例えば、身近な街の家電量販店などで照明器具を検討する際、確認できる仕様内容としてよく記載されていますので、ひとつの電化製品に対して、どれだけ電気量(W)を消費するか、どれだけ省エネか、見定める意味ではわかりやすい値ではあります。しかしながら、単に「定格消費電力=W」が低いからといって良い商品とは限りません。

 現在販売されている照明器具のほぼ100%がLED照明となっており、機能も日々進化し増え続け、今回お伝えしたエネルギー効率も型が新しくなるごとに高まっている事から、いつ購入するかのタイミングが難しいとは思います。単に価格や多機能に囚われず、今後10年~20年と長く使っていく商品であることから、一般ユーザーにとっても、より少ない電力で明るさを確保する器具を見つけ出すことは、人に、環境に、暮らしを豊かにする意味でも、これからの照明器具の賢い選び方になると思います。