放送日:2020年3月6日

「続・コンセント計画」

 前回、前々回、ご自宅の「あかりのスイッチ」等の設備機器にひと工夫を加えて、賢い「スイッチリフォーム」の方法などお伝えしましたが、今回は同じくご自宅で毎日使われる電気設備機器のひとつ「コンセント」について考えてみたいと思います。
 毎日の暮らしの中で、何度も使用する重要なアイテムであるにも関わらず、スイッチと同様に「コンセント」は電気設備機器としては小さなものである為か、新築やリフォームなど計画を進める際、インテリアや家具、照明などの目に入りやすいものに比べ、計画の段階で、あまり気にされる方が少ないようです。
 
 新築や改装計画を進めるにあたり、もちろん電気配線の設備図などで確認はしているでしょうが、実際に家づくりを終えた後に、コンセントの数が足りなかったり、使いたい箇所になかったり、家具や扉の影に隠れてしまって使いづらい、といった失敗したなと思う箇所が少なからずあるようです。そうした失敗が起きないように、プランニングの段階から配線図などで、出来るだけ完成後のイメージを明確にして、使い方や動線を意識して取付ける数や場所を決めておくことが、暮らしの快適さや使い勝手を左右する重要なポイントとなります。
 使いたい近くにコンセントがなく、止む無く延長コード使うにも位置が悪いとあちこちコードが這いまわって見た目や使い勝手も悪くなりますし、コンセントの数が足りずタコ足配線で家具の裏などにホコリなど被ったまま放置しておくと火災の恐れもあり大変危険ですので適切な「コンセント」計画をおすすめします。
 
 ここで以外と見落とされがちな、ここにあったら便利だなと思われる「コンセント」をいくつかお伝えしたいと思います。
1.玄関ドアのすぐ脇 ※        / 2.オーディオやパソコン周辺
3.ミニカウンター上部 ※       / 4.キッチンシンク上、吊り戸棚下部
5.寝室のベッドの枕元・足元 ※    / 6.洗面所・トイレの床近く
7.LD付近、局所照明用 ※       / 8.掃除機を入れる収納内部
9.ベランダや庭、車庫・ガレージ ・・・などがよく挙げられます参考まで。  
 
※ → 特に「あかり」に関する事項
 また、リフォームの時、特に気を付けるポイントとしては、部屋を新しくすると新しい家電製品が増えたり、IHや浴室乾燥機など新しい機器により電気容量が増えるケースが多いということです。そうするとコンセントの数もさることながら、消費する電気容量も増えたことで、ブレーカーが落ちやすくなったなんてこともあるでしょう・・・そういった場合は、今一度確認が必要なものに分電盤の回路があります。
 一般家庭用の分電盤は通常大きく家電の種類・階などで2つに分けているケースが多く、さらに各それぞれの回路に分かれています。従来光源では照明の電気容量も家の中の消費電力量の比率が高い部類であり、先程のお伝えした大元の2つに分けた内のひとつをほとんど占めるほど回路を利用していましたが、昨今LEDになり従来に比べ、極端に消費電力量が減ったことと、また、IHコンロや新型冷蔵庫などの従来には無かった家電を使用するようになった事で、分電盤の大元の2つのバランスが偏っている可能性が高いのです。
 使用する家電が変わり電気が落ちやすくなり、アンペア数を上げ対処しても、もし頻繁に電気が落ちるようであれば、分電盤の回路分けの直し、若しくは取替えも検討されると良いかもしれません。